水路を辿り、知る

【写真は清掃前のラジオ体操wすなりちゃん、ありがとう!】


年が明けて、あっという間に3月を迎えようとしている。

見渡す景色にも、緑や黄色が目に留まるようになり、いよいよ春の訪れが近づいていると感じる2月の下旬。

2月4週目の日曜日は恒例の水路清掃となりますが、今年は3週目の21日に実施。

総勢7名、エタノホと素人米との共同作業で清掃。


今回は、主水路(5世帯全てが利用する水路/全長2km弱)と廃路となっている1本を清掃しました。江田集落では、毛細血管のごとく細かい水路がたくさん張り巡らされており、その内4本が現在も利用されています。


水路清掃って、お米を作る上で一番大切な作業です。

だって、水がないとお米は作れないからw


本質的な視点で考えると、どんなに大切な種籾があっても、どんなに良い土があっても

水がないとお米が育ちません。


水を引くという行為は、先人が生きるために考え抜いた知恵の結晶であり、町にとっても大切な資源であると考えます。

少し話が逸れますが、水資源が豊かな町は人も環境もゆとりがあって過ごす時間が気持ち良い。神山町に流れる「鮎喰川」は年々水量が減少し、目に見えて水資源が減少していることがわかります。水が限られてくると、水の争いも増える。昔から、水が絡む利権には喧嘩ごとが絶えなかったと聞きます。


水は、地域環境の影響を受けやすく神山町でも水を守る活動は急務なはずです。


田んぼはたくさんの水を利用し、お米という食を生み出してくれます。

お米づくりは、その土地に根付く水資源を測る重要な指標だとも受け取れるはずです。


神山町の水資源はお世辞にも豊富とは言い難く、いかにして現在の資源を維持し、管理する知恵や技術を持ち合わせるかで神山町内の稲作を守り続けることの有無に直結していきます。

稲作という食文化は、暮らしを受け継いでいくために必要な水を守る意味を併せ持つ。


この視点を理解し、大切な水を田畑に送り届けるために毎年時間をかけて水路を点検しています。


今年から「江田用水協同組合」として任意で水路の維持管理を取り行い、田んぼができる環境をより細かく整備します。「壊れたからなおそう」で簡単に修復できるものではないので、凝り固まった水路(土砂等の蓄積)を毎年少しずつほぐしていき、手の行き届いた管理を目指しながら。


大切な資源は、僕らだけの財産ではなく過去と未来をつなぐ共有財産。


改めて、今自分たちに置かれている立場と、お世話になっている集落の資源を私たちの手でどう繋いでいけるか。


この場所で活動しているメンバーと共にもっと考え、形にしていきたいです。

エタノホ

徳島県神山町にある江田という小さな集落。 私たちはこの地で1組の夫婦と出会い、田んぼをはじめとした“農”や、美しい棚田の風景を織りなす“くらし”を学び続けています。 「人のくらしが織りなす風景を、これからも受け継いでいきたい」 農を通じた人や地域との交流、そこから得るくらしの知恵や技術。「くらしを耕す」とは、その学びを通じて、“これから”を丁寧に育んでいくという想いを込めています。

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