2022 エタノホ始まります!

2021年の収穫も無事に終わりホッと一息つくまもなく秋耕起が始まりました。

今年度の収量は4俵弱(250kg程度)、10年間の作業で最低収量。

振り返れば、6月の梅雨時期に他圃場で変色した稲を見かけ不安を覚え、とてもドキドキしました(不安な意味で)

進行性の強い「いもち病」と分かり、祈りながら伝染拡大にならぬよう対策をしてきましたが

時すでに遅し。結局集落全体の7割、エタノホとしてもは5割強の穂に感染し実がつかない

状況となってしまいました。


年々湿度が高い蒸し暑い環境が続き、梅雨も1ヶ月半以上。

加えて土壌環境が低下し、地力回復が急務となっています。

次のシーズンに向けて、今年度の冬は菜の花をまかずに秋耕起を実施し地温の上昇を目指すことにしました。


今までは4月10日まで菜の花の刈り取りを待ち、5月20日には田植えをする。

10年間この流れで稲作をしてきた結果地力は低下し、収量にも悪影響。


どうにか改善すべく、秋から春にかけて集落の資産である土を潤していきたいと思います。

エタノホ

CONCEPT/くらしを耕す 「師匠との出会いから始まった原体験を次の世代に」 私たちは徳島県神山町にある江田という小さな集落で活動する団体です。 美しい棚田の風景を誇る集落で一組の夫婦と出会い お米づくりを中心とした”農ある暮らし”を実践しています。 地域との交流を経て学び得る知恵や技術を丁寧に受け継ぎ、 古き良き棚田の風景、暮らしを次の世代に承継していく活動です。

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