水が流れる道

毎年5月3日は江田集落でお祭りが行われます。


「降雨守護」を祈願するため、神様が祀られている雲早山(1495M)の山頂を目指す大切な神事です。(※ちなみに100年以上続く集落最古の行事)


暮らしや農、集落にとって大切な水。


江田集落に限らず、町内での水資源を守っていくための大切な時間です。


■水路の開門を控え

お米づくりに欠かせない水。

その水を流すための通路である水路。


水が気持ちよく流れ、田んぼに命を与えてくれるよう、集落でお世話になっている
若い衆で水路清掃をおこないます。

収穫後から、春先までの半年間に積もった土砂を水路から片付け、道を確保します。


毎年、2つの水路を清掃しますが、今回清掃した水路は

集落内の稲作を8割り近くまかなっており、とても大切な作業となります。


田んぼで稲作をするにも、畑で野菜を作るにも

この水路が成り立たなければ、活動に移せません。


そう考えると、どの作業よりも重要な行程です。


水門が開けられ、水路に水が通ると集落全体に命が宿った感覚を覚えます。


毎年、この行程から”水”の有り難みを肌で感じ1年のスタートを切っています。


今年の稲作も順調でありますように!

エタノホ

CONCEPT/くらしを耕す 「師匠との出会いから始まった原体験を次の世代に」 私たちは徳島県神山町にある江田という小さな集落で活動する団体です。 美しい棚田の風景を誇る集落で一組の夫婦と出会い お米づくりを中心とした”農ある暮らし”を実践しています。 地域との交流を経て学び得る知恵や技術を丁寧に受け継ぎ、 古き良き棚田の風景、暮らしを次の世代に承継していく活動です。

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