交わる時間

徳島県神山町江田集落と言えば「菜の花の里!」と連想していただく機会が多いと思います。

 

僕が知る限り2008年頃から集落総出で菜の花を坂し続けていると聞いています。

(その前からも、個人の田畑で観賞用菜の花を蒔いていたとも。)

ですので、2021年に咲く菜の花は13年目を迎える予定です。

 

今日は、菜の花の種まき!

写真に映る24名+2名(先に帰宅しちゃったw)による出役。


女性陣は、菜の花の種まき

男性陣は、周辺の草刈り

前日には3名による田畑の耕運(約4反)が行われています。

集落全体で営農(利用できる田畑)面積が2町歩。

個人で農業している田畑については、個人で耕運して種を蒔くのが江田集落のルール。

 

こうやって全体で集まる時間は、集落全体で管理する田畑になります。

 

実は、13年も菜の花を咲かし続ける(連作)と、菜の花が弱り威勢よく花を咲かせる年が少なくなっているのも実情です。

 

「年々菜の花が少なくなり寂しい」という声も春先の見学者から聞こえ

集落の人たちも戸惑いを見せています。

 

ここで知っていただきたいのは、菜の花を咲かすまでにどれだけの作業を要するかです。


江田集落では「菜の花」を通じて、町内外のみなさんに元気を与えたいという思いと

集落がこの取り組みを通じて交わり、交流が続くことの2つが大きな意味を持っています。

 

連作を続ければ、花は次第に弱くなる。

準備の仕方一つで咲く場所もあれば、咲かない場所もある。


一筋縄ではいきませんし、年々出来合いが違ってきます。


それでも、毎年菜の花を咲かそうと集落のみなさんが朝早くから準備して

みんなでタネを蒔いて春を待つ「暮らしの一コマ」を少しでもお伝えできたら幸いです。

今年は、どんな時でも綺麗に花を咲かせる種まき名人のお母さんから蒔き方を伝授していただき、女性陣はみんなで試していました(笑)


春にどんな結果に結びつくか本当に楽しみです!

左下のお母さんが種まきの名人。毎年本当に綺麗な菜の花を咲かせてくれます。


年を重ねて、出役に出る人も減るなかでこうやって集まり談笑を重ね

みんなで記念写真を取れる集落も少ないはず。


江田集落をまた一つ好きになれた1日となりました。


新型コロナウィルスの感染が拡大していなければ

2021年3月中旬頃より菜の花を楽しんでいただける予定です。


(筆)植田

エタノホ

徳島県神山町にある江田という小さな集落。 私たちはこの地で1組の夫婦と出会い、田んぼをはじめとした“農”や、美しい棚田の風景を織りなす“くらし”を学び続けています。 「人のくらしが織りなす風景を、これからも受け継いでいきたい」 農を通じた人や地域との交流、そこから得るくらしの知恵や技術。「くらしを耕す」とは、その学びを通じて、“これから”を丁寧に育んでいくという想いを込めています。

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