1反1畝の手植えが終わりました!

今年も変わらず前圃場で手植えを行いました。

3日間で総勢25名


年々遊びに来てくれる仲間も増え、作業自体はスムーズに進み有り難い田植えとなりました。


私たちは大小合わせて11枚(1反1畝)の田んぼを管理してます。

圃場によっては作業の内容も異なり、小さな田んぼでは1〜2名でゆっくり田植えを行えます。


大きな田んぼでは8〜10人が横一列となり、呼吸・タイミングを合わせ一斉に田植え!


「せーの!」で田植え専用の木枠定規を進めていく光景は、いつみても気持ちが和みます。

そんな光景を見るや、集落の皆さんが興味津々で覗きにきてくれ嬉しい限りです。


毎年必ず言われることが「なんで手で植えるの?機械でパパッと植えてしまい」


確かに、機械で植えれば1日かからないでしょう。

その分最低限の人数で作業し、無駄な時間・経費はかかりません。


でも私たちは「売る(商売)」を基準に置いてなく、食べることを優先する暮らし。


この田んぼに携わる上で大切にしたいのが「多くの人の手を田んぼに取り入れる」ことです。


同じフィールドで10人が植え付ければ、植え方によって生長具合が違い反省点や課題も違う。

それも一つ個性だと感じながら、今は田んぼと向き合うようにしています。


その昔、田んぼ作業は学校が休みになる程、老若男女みんなが生きる上で大切な時間だったはず。


今の時代、生きる価値基準に「お金」が大きな重りとしてのしかかってきます。

農を「生業(稼ぎ)」として捉えるか、自給(生きるに必要な物事)として捉えるかで見え方が地がてきます。


もちろんどちらも大切です。

そして、それを認める寛容な視点も。


業として物の売り買いを行う以上に、食べるものを育てる時間、支え合う関係性

何より素晴らしい風景や暮らしを営んでる方々と一緒に作業し1日を楽しむ価値こそに新しい可能性が見え隠れしてるはずです。


そんなことをぼんやりと考えながら、みんなの頼もしい姿に感謝して何事なく田植えを終えることが出来ました。


収穫は9月中旬。


日々の水管理や、雑草との関わり合いが待ってます。

今年は、病気の気配(勘)もあるので要注意。


全ては、稲が気持ちよく生長してもらえるよう自然の声に耳を傾け、毎日の変化を楽しみたいと思います!

エタノホ

エタノホ/くらしを耕す 「棚田とくらしがつながる」 日々、暮らしの積み重ねが棚田の風景を育む 江田で1組の夫婦と出会い学んだ大切な視点です。 美しい風景を守る上で私たちは ”この場所で暮らし、田を耕す”ことを選択しました。 お米づくりを中心とした農ある暮らしを実践し 未来に伝えたい棚田の風景を育んでいます。

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